実績報告書

(平成30年4月1日より令和2年3月31日)

(1) 事業名

    世界農業遺産認定の地で育まれた能登産玄そばの栽培と商品化

(2) 事業の実施内容

   ・能登産そばの拡販の為の、のぼり、ホームページの作成

   ・JA金沢ほがらか村崎浦店での振舞い蕎麦の実施

   ・地産地消受注懇談会への出展

   ・百万石マルシェへの出展

   ・そばの実、そば粉の委託販売

(3)事業の進捗状況                                 

やや遅れている。

上記の理由

   期間の前半において、一昨年の不作により出展出来るそばがなく展示会への参加が
   出来ず、加工品についてもそばの不足により実施出来なかった。


(4)事業の成果

  ・拡販のための販促品の活用

   会員の農業組合法人能登やまびこに於いて、そばの花の開花時期に合わせ、能登そばの
   のぼりを道路沿いの耕作地に30本揚げた。これは北國新聞にとりあげられ、その後テ
   レビ金沢、NHKなどの取材を受け放映され、能登産そばのPRに繋がった。

  ・JA金沢ほがらか村崎浦店での振舞いそば

   6月に行い、300食分のぶっかけそばを振舞った。

  アンケートの結果から多くの方から、飲食店に掲示があれば積極的に食べたとの話をいただいた。

アンケート数:100

(1)   年代 30才以下:20名、 40才代:10名、 50才代:12名、 

             60才代:26名、 70才代:24名、 80才代:8

       (2)住まい  金沢市内:90名 金沢市以外:6名、 県外;4

   (3)日頃そば、うどんどちら食べますか?

          そば:35名、 うどん:41名   同じくらい:24名

     (うどん県と言われているがほぼ同じ割合のようだ。)

    (4)飲食店で能登産の表示があった場合

         注文する:49名  値段次第:37名   メニュー次第:14名 

     (県内の方には、表示があれば積極的に注文いただけそうだ。)

   また、マーケットなどで加工品(半生めん、乾麺)として購入できればとの意見をい
ただき、今後の課題となった。

 

  ・地産地消受注懇談会に出展

   秋に七尾で行われた同展示会に新そばを出品することができた。今回は試食にそば粉を
使ったブルニエ(ホットケーキ)を出し、来場者には好評であった。イタリアレストラン、
フランスレストラン、和食割烹が積極的に応じてくれ、今後に期待したい。

  ・いしかわ百万石マルシェ2020冬に出展

   前回に引続き奥能登在来種(丹生そば)のそば粉、そばの実をサンプルとして配った。また
会員の株式会社のろしの半生そばを展示した。少量必要とする和食、割烹店などが興味をもた
れ、そのうち1店が4月に能登に来る際に他店と併せて訪問する予定。

  ・そば粉、そばの実の委託販売

    昨年度よりJAほがらか村にて販売を行っているが、そば粉については需要が少なく縮小傾向。
   そばの実については、300個程度と販売量は増えている。



(5)事業の里山里海地域への波及効果   

今年度の台風の影響を受け、単位あたりの収穫量は少ない。数回の勉強会を通して栽培については
ほぼ周知されたが、天候による影響が他の農産物より大きく、利幅が少ないとのことで、積極的な
拡大につながっていない。

 

 

 

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