第3回そば栽培勉強会報告
開催日,時:平成30年2月26日(木)
14時〜16時
場所: あら鵜
参加人数:12名
今年作付けを行った農業協同組合、農業組合法人、農家の方に集まっていただき、今年の反
省と成功事例の講演、また能登産そば六次化協議会の活動報告と来期の予定を説明した。
研修後、平成29年産の能登産そばを試食した。
1、そば栽培管理について 羽咋農林事務所 細川課長
播種から収穫までの一般的な注意点につき説明を行った。
説明後の質疑応答では、JA羽咋管内のそば栽培農家から、相変わらず収穫が少ないとの質
問があったが、連作や、肥料の量や種類、播種量などが原因ではないかとの意見が出た。
2、今年度のそば栽培の事例 能登やまびこ 曽山代表理事
昨年のそば栽培につき講演をおこなってもらった。
10月中旬までに大麦の播種があることを考慮し、7月末に播種し、9月末に早刈りを行った。
それでも収穫量は全国平均の単位当たり50−60kgであり、品質的にも十分満足する出来
栄えとなった。
播種量、肥料の量は単位当たり5kgと10kgで、田地でも排水をしっかりしたことが、昆虫
が少ない当地においても平均的な収穫量となったのでは推察できる。
3、二三味農産の事例 あら鵜 山口店主
昨年は耕作放棄地を利用してそば栽培をおこなった。土壌は粘土質で硬く、そこに溝をほった
だけの筋蒔きであったが、平均以上の収穫を得ることが出来た。当地区は昆虫の多いこと
や、今回連作障害がないことも収穫量が確保出来た要因のように思われる。
また、当地区では横山振興会を通してそばのイベントもおこなっており、そばを通して地域振
興に尽力している。
4、能登産そば六次化協議会から報告 六次化協議会 穴田事務局長
今年度の実績と来期の予定につき報告があった。
そば会のアンケート結果を見ると、他県産より地元産品の購入意欲が高いことが伺われ、購
買層は観光客のみなら地元の人たちにも期待出来る。
また、今期は販売を中心に補助金を活用したが、来期においては観賞用の玄そばの供給な
ど、生産者向けにも補助金を活用したい旨の発言があり、協賛をお願いした。
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