第2回そば栽培勉強会報告

 

開催日,時:平成29年6月22日()

10時〜11時30分

場所:羽咋農林事務所、1階会議室

参加人数:16名

 

 

 今年の夏に作付けを予定している、営農団体、農家の方に対して作付けの注意点を重点的に勉強会をおこなった。

また、「能登産そば六次化協議会」の主旨について説明し、協力を求めた。

 

 

1、そば栽培管理について  羽咋農林事務所 小林技官

 

  播種から収穫までの注意点につき説明を行った。

  以下の項目を実施すれば、確実に平均収量が確保できる。

 

1)耕作地の排水対策を徹底すること

2)播種後降雨があった場合は著しく発芽率が悪くなるので、播種を延期すること。

3)地力を考慮し、播種時期及び施肥量を決めること。

4)土壌のpH6.06.5を目標とし、石灰配布を播種1週間前に行うこと

5)砕土率を上げ、耕起から播種・覆土までの一連の作業をその日のうちに終えるようにすること。

6)そばは忠媒性の他家受粉作物であり、開花期間中の防除は訪花昆虫に影響を与えるので避ける。

7)草丈が1m以上にならないように管理すること。

8)バインダー等で刈り取る場合は、子実の70〜80%が褐色に変色した頃を適期とし、必要に応じて追熟させる。

9)コンバインで刈り取る場合は、追熟が期待できないことから、子実の80〜90%が褐色した時期の晴天の日中に行う。

10)乾燥機利用の場合は、低温で徐々に乾燥させるように心がける。高温熱は品質を低下させるので、常温通風か、除湿乾燥機を使用する。加温する場合は、40℃以下とし、水分は15%以下を目標にする。

 

2、「能登産そば六次化協議会」について  そば粉屋金沢 武村社長

 

1)今年4月1日に同協議会を発足させた経緯についての説明。

2)石川県内のそばの需要と拡大の可能性についての説明。

3)今後の活動についての説明。

  4)賛同される生産者の参画のお願い。 

                     以上につき説明をおこなった。

 





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